無視や仲間はずれ

職場によっても異なりますが、いじめにはよく見受けられるパターンがあります。典型的なのが集団での無視や仲間はずれです。これは、女性の比率が多い職場にありがちなケースで、職場であいさつしても無視されたり、会話に入れないように仲間はずれにされたり、自分だけ重要事項を伝えられていなかったり、まるで自分の存在を消されたかのように嫌がらせをされます。ときには、自分に直接伝えず、別の人を通じて伝達するといった、いじめと捉えにくい巧妙な手口でとことん無視するパターンもあるようです。
陰口や嫌味

身体的な暴力も辛いですが、裏でコソコソと陰口と叩かれるのも気分がいいものではありません。むしろ、陰口や嫌味を言われる方が立ち直れないほど傷つくという方もいます。もし、自分が何かしらの成果を出したとして、それに対して暴言を吐かれたり、嫉妬心から性別を引き合いに出して嫌味を言われたりしたら、それは立派なハラスメントです。上司や然るべき窓口への相談に値する案件でしょう。
プライベートを暴かれる

プライベートな話をするほど打ち解けていた同僚や上司であっても、何かがきっかけでいじめる側へとなることもあります。その際に注意したいのが、自分のプライベートな話を暴露されることです。たとえば、家族や恋人、趣味など仕事とは関係のない話を本人の同意もなく勝手に言いふらされてしまうケースもあります。あるいは、誰にも公表していないプライベートな事情を勝手に暴かれ、周りへ伝えられるいじめの手口もあるようです。
無理難題な仕事の押し付け

業務を通じたいじめの手口もあります。たとえば、明らかに一人では困難な大量の業務を押し付けたり、当たり前のように残業をさせたり、無理難題な要求をするのです。それも、仕事のミスや遅延が生じた場合、あたかも業務を押し付けられた側の責任になるよう仕向けられています。こうした精神的なストレスを抱えてしまうような嫌がらせは、かなり悪質だと言えるでしょう。
仕事をもらえない

大量の仕事を押し付ける嫌がらせとは反対に、仕事を与えないといういじめのケースもあります。一見すると、何らいじめに該当しないのではないかと混乱しますが、業務時間中に仕事がもらえない状況は、その職場での存在意義を否定されたことになり、メンタル面でのいじめと捉えたほうが良いでしょう。このような不当ないじめを受けながら働くよりも、もっと自分を高めてくれるような職場へ転職し、新たなスタートを切るということも選択肢に入れてみるといいかもしれません。